各校の特徴

都築学園グループ各校の教育プログラム、周辺環境、今後の展望といった各校の魅力を詳しくご紹介します。

横浜薬科大学の各学科、学内施設、国際交流、海外の提携大学について

横浜薬科大学

「浜薬」の愛称で親しまれている横浜薬科大学は、日本の近代薬学発祥の地、横浜に2006年に開校しました。日本で極めて珍しい漢方学専門学科をはじめとした本学の特徴を紹介します。

各学科の概要

本学は6年制薬学部と4年制薬学部にわかれています。6年制薬学部には漢方薬学科、健康薬学科、臨床薬学科があり、4年制薬学部には薬科学科が設置されています。それぞれの学科について、どのような特徴があるのか解説します。

【漢方薬学科】
現在、医師のおよそ80%が何らかのかたちで漢方を使用しているといわれています。そのような状況のなかで、現代医学のなかに漢方を取り入れるための方法を研究、活用するエキスパートを育成するために開設したのが漢方薬学科です。漢方治療を行う病院、その処方箋薬局などで、漢方についての深い専門知識を持つ薬剤師のニーズはこれからも高まることが予想されます。また、日本に73校ある薬科大学のなかでも漢方専門の薬学科を開設しているのは本学と第一薬科大学のみです。

【健康薬学科】
近年、本格的な高齢化社会の到来を前に、高齢者がいかに健康的に自立した生活を営むことができるかが注目されています。こうした現状をふまえ、健康薬学科では生活習慣病を発症させないための一次予防や、寝たきりや痴呆にならない健康寿命を伸ばすことに役立つ薬学を学ぶことが可能です。本学では、予防医療に注力し、地域医療やセルフメディケーションに特化した薬剤師を育成したいと考えています。

【臨床薬学科】
医療技術が遺伝子レベルで発展を続けるなか、医療従事者のモラルはこれまで以上に重視されつつあります。臨床薬学科は、最新技術に熟知し、使用にあたってのモラルと責任感も兼ね備えた薬剤師を育てることを目標として開設した学科です。病院で医療チームの一員として働き、患者さんの薬への疑問にも的確に応えることのできる、信頼できる医療人としての薬剤師育成を目指します。

学校の施設

2006年に開校した本学は、広々とした雰囲気の校内が自慢です。学生が快適に過ごせるような工夫を随所に凝らしています。例えば、学生たちが勉強できるように多くの学習スペースを設けました。また、学食は、食事時間以外を学習スペースとして開放しているため、図書館棟とともに利用率が高くなっています。

【学食】
開放感を重視した食堂では、栄養バランスのとれた食事を提供しています。すぐ隣にはボウリング場もあり、生徒たちのレクリエーションの場となっています。

【図書館棟】
21階の高さを誇る本学のシンボルです。最上階には展望ラウンジもあり、富士山からみなとみらいまでの360度の大パノラマを楽しむことができます。図書館ではキャレルという敷居がついた学習スペースもあり、毎日のようにたくさんの学生が足を運んでいます。

【薬草園】
図書館棟に隣接しています。授業で学ぶさまざまな薬用植物を育てています。

【自習談話室】
各階に自習談話室を設置しています。学生たちがディスカッションをしながらのグループ学習がよく行われています。

【Leo Esaki 記念ホール】
ノーベル物理学賞を受賞した本学、江崎玲於奈学長の名前を冠する多目的ホールです。収容定員は最大590名という大きなホールで、通常授業のほかに講演会、研究会などさまざまな目的に使用されています。敷地内の木立を1本も伐採することなく設立し、前面ガラス張りの空間は自然と一体感を覚えることができるようなデザインです。

周辺スポットについて

本学は、大船駅、戸塚駅からバス20分、湘南台駅からバス15分という緑あふれる環境にあり、さまざまな観光スポットへアクセスしやすい立地です。

【鎌倉・湘南】
神奈川を代表する観光地、鎌倉・湘南へ電車とバスで約30分です。寺巡りやマリンスポーツなどを楽しむことができます。

【横浜みなとみらい21】
電車・バスの利用で約35分の大型複合商業施設は、ショッピングや映画鑑賞ができます。本学の学生も含め、若者に人気のスポットです。

【元町中華街】
電車とバスで40分ほどの場所にあり、サークルやゼミの打ち上げにも利用されています。

地元密着の交流活動

本学では、神奈川県や横浜市、また神奈川県薬剤師会、横浜市薬剤師会等と共同してさまざまな地域貢献に携わっています。

【薬物乱用防止キャンペーン】
横浜市、横浜市薬剤師会、本学との共催で地元を中心に多数の来場者があり、マスメディアでも取り上げられることが多い一大イベントです。本学の学生も啓発イベントに参加しています。

【俣野公園・横浜薬大スタジアム】
国内で初めて大学名のネーミングライツを行った事例です。高校野球の神奈川県予選、地元の少年野球、教職員によるソフトボール大会などが開催されています。

【震災ボランティア】
東日本大震災以来、本学は災害都市への薬物を仕分ける物流拠点として活躍しています。

【未病のプロジェクト】
神奈川県知事主導の健康推進プロジェクト「未病のプロジェクト」で、本学は漢方と健康薬学を担当しています。地域の特産物を活かした健康メニューの考案、教員の講演、学生が地域の方々と散歩をしながら薬草を解説する「薬草ウォーキング」などで協力しています。

国際交流

本学ではグローバル化する現代社会において、語学力だけではなく、国際的な視野と感覚を身につけることを目的としています。そのため、留学制度や国際交流の機会を充実させました。

【ROSE留学制度】
イギリスの名門校オックスフォード・セント・アンズ・カレッジ、ケンブリッジ・フィツウィリアム・カレッジで、夏休みを利用しての1カ月の留学期間を設けています。ハイクオリティな学習のほか、観光やショッピングの時間もあり、イギリスでの充実した生活を体験できるプログラムになっています。

【漢方ヘルスセンター】
自然治癒力や免疫力を高める東洋医学は、いまや世界中のさまざまな国で注目されています。ニュージーランドもそのような国のひとつですが、本学では、ニュージーランドのウェリントンに付属施設として漢方ヘルスセンターを設立しました。日本漢方の伝統的手法である漢方薬、鍼灸、按摩マッサージ指圧などを提供するとともに、現地のセラピストを対象としたセミナーなどを開催しています。横浜薬科大学の卒業生、在校生の短期・長期休暇を利用しての語学留学などもサポートしています。

【海外の提携大学】
本学は東洋医学を学ぶことができる中国、韓国、台湾と提携し、教員や学生の交流、共同研究などを目指しています。

・中国医薬大学(台湾)との学術交流
中国医薬大学は、1958年に中国伝統医学と西洋医学の統合発展を目標に設立された医薬総合大学です。医学院、看護学院、中医学院、薬学院、公共衛生学院の5学院と7つの研究所を持つ台湾屈指の教育機関です。この中国医薬大学の構内に本学との共同研究施設「都筑伝統薬物研究センター」を設立して、学術交流を進めています。

・天津中医薬大学(中国)との教育交流
天津中医薬大学は、医学部をはじめとする4学部18学科が設置されている、国家レベルの優秀な研究者たちが伝統医薬の発掘と整理、人材育成に力を注いでいる名門大学です。本学はそのような天津中医薬大学と教育交流を持ち、学生が最先端の漢方研究に触れる機会を設けています。

・慶熙大学校(韓国)との学術交流
慶熙大学校(は1949年にソウルに設立された、韓国を代表する総合大学のひとつです。西洋医学、東洋医学を含め、韓国の医療全般にわたるリーダー的な存在になっています。2015年3月、本学と学術交流提携を結んだ事により、今後の活発な交流が期待されます。

本学は、学生が専門性の高い薬学の知識を習得できるように努めています。キャンパスは学生が勉強に集中できる環境にもこだわりました。さらに、海外の大学との交流も多数あり、新たな技術の研究にも注力する大学と自負しています。

※この情報は2016年8月現在の情報です。

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