卒業後の進路、後輩へのメッセージなど都築学園グループ各校の卒業生、保護者のリアルな声を集めました。
卒業後の進路、後輩へのメッセージなど都築学園グループ各校の卒業生、保護者のリアルな声を集めました。
関東柔道整復専門学校を卒業した先輩方は、現在さまざまな分野で活躍しています。自分で接骨院を開業する、トレーナーとしてスポーツ選手を支える、病院で地域医療に貢献するなど、思い描いていた夢を実現させている方ばかりです。こちらでは、卒業生の声や就職先についてご紹介していきます。柔道整復師として活躍する先輩たちの声を、ぜひご自分のビジョンを明確にする参考としてお役立てください。
―自分の施設を開業・経営している卒業生―
保険の取り扱いができることから接骨院や整骨院を開院したり、介護が必要な方に日常生活上の支援や、生活機能向上のための機能訓練を行うデイサービスなど地域医療に貢献する事が可能です。自分の理想や考えに合わせた施設を作っていくのも醍醐味のひとつと言えます。
臼田 学人さん(Hisato Usuda)2006年卒業/第1期生
高等学校卒業→工業系専門学校卒業→社会人→関東柔道整復専門学校入学
卒業後、臨床経験を積んでみどり堂整骨院を開院
「苦労して勉強した学生時代が開業への礎に」
柔道整復師をめざしたきっかけは、前職は機械に携わる仕事であったため、もっと人の笑顔とふれあえる仕事がしたいと思うようになったからです。
関東柔道整復専門学校を卒業後、臨床経験を重ね整骨院を開院することができました。開業時は機材の購入やさまざまな事務処理、手続きなど、施術以外のことで苦労しました。また整骨院開業後は、手技技術はもちろんのこと、経営能力も問われます。日々責任の重さを感じていますが、「一人ひとり丁寧に接すること」、「細かいところまで気配りすること」、「院内は清潔に保つこと」を念頭に置き、仕事に専念してきました。今は多くの患者様から感謝していただけるようになり、理想の整骨院に一歩ずつ近づけているように思います。
学生時代、電車の中で友人と国家試験の問題を出し合ったり、お互いにわからないところを教え合ったりと、勉強に苦労しましたが、私にとってそれが大切な財産になりました。これから柔道整復師をめざす方には、しっかりと専門知識、技術を身につけて、柔道整復術を極めてほしいと思います。
渡邉 賢司さん(Kenji Watanabe)2010年卒業/第5期生
高等学校卒業→社会人→関東柔道整復専門学校入学
卒業後、臨床経験を積んで接骨院開業、デイサービス施設ここらっせ開設
「利用者様の笑顔と感謝の言葉が喜びに」
もともとは印刷関係でデザイナーをやっていました。モニターを凝視する仕事は目が疲れやすく、最終的にはドクターストップがかかり仕事を変えざるを得ませんでした。新たな職業として柔整の道を選んだのは、自身が健康面で苦労したこともありますが、指圧院を経営する義父からアドバイスを受けたこともあります。
関東柔道整復専門学校を選んだ理由は、自宅から近かったこと、臨床経験の豊富な先生方が多かったという点も大きかったです。在学中は、互いに苦手分野を克服するような形で勉強会を開いたりしてクラス一丸となって国家試験に臨み、全員が合格を勝ち得ることができました。今でもたまに集まって情報交換をしています。
現在はデイサービスの仕事をしています。柔道整復師としての視点も交えながら利用者様と一緒になって運動に取り組み、できなかったことができるようになったときの喜びは何ものにも代えがたいです。これから柔整の道へ進もうと考えている方は、初心を忘れることなく、ぶれずに勉強してほしいと思います。具体的な目標を立て、一歩ずつ進んでいけば、夢は必ずかなうと思います。
試合中の事故などスポーツの世界に怪我や故障はつきものですが、現在その応急処置を行うことが許されているのは医師と柔道整復師だけです。骨折や脱臼、捻挫、打撲などを素早く処置し、体づくりをサポートしていく柔道整復師は、スポーツの世界になくてはならない存在と言えるでしょう。サッカー、野球、陸上や格闘技など、幅広いスポーツ分野で活躍することができます。
河手 直美さん(Naomi Kawate)2011年卒業/第6期生
高等学校卒業→創価大学卒業→社会人→関東柔道整復専門学校入学
卒業後、整形外科に勤務しながら三菱養和SCでスポーツトレーナーとして活動
「育成分野のトレーナーとして幅広く活動していきたい」
子供の頃からサッカーが好きで、将来はサッカーに関わる仕事をしたいと思っていました。大学卒業後、接骨院に就職しましたが、どうしてもトレーナーになりたくて関東柔道整復専門学校に入学しました。柔道整復師の資格が欲しかったのは、外傷の応急処置ができる医療免許が必要だったからです。
卒業後は整形外科で働く傍ら、東京23FCで6年間、三菱養和SCで5年間トレーナーとして活動しています。トレーナーという仕事は随時募集をしているわけではないので、私の場合はボランティアという形でチームに携わり、徐々に経験を積んでいく形をとりました。職場はスポーツ整形外科なので、故障を抱えたさまざまな患者様が来院されます。テーピングは専門技術を必要としますが、学校で学んだ知識とトレーナーとしての経験を活かした処置で、最近ではドクターから褒めていただけるようにもなりました。
整復やテーピング等も、経験を積まなければ上達しません。学校で得た知識と実践できる職場、それらがあって今の私があるのだと思います。これから柔道整復師をめざす人は、資格取得の勉強だけでなく、人としての幅を広げる勉強もして、素敵な柔道整復師になってください。
専門的な知識・技術を持った柔道整復師は、整形外科を中心に病院やクリニックで重宝されます。医師の指導の下、理学療法士等と一緒に患者様の痛みの緩和や身体機能回復を行うのが主な仕事。高齢化が進み、体の不調に悩む方は今後も増えると予想されていますので、活躍の場はますます広がっていくでしょう。
幸田 愛梨さん(Airi Koda)2012年卒業/第7期生
神奈川県川崎市立高津高等学校卒業→関東柔道整復専門学校入学
卒業後、あすなろクリニックに就職
「色々なことにチャレンジし仕事の幅を広げたい」
小学校の頃からずっとサッカーをやっていてよく怪我をしました。膝を痛めて2ヶ月間練習できない時があり、チームのトレーナーさんから柔道整復のことを聞いて、将来は自分と同じように痛みを抱えている人を助けてあげたいと思うようになりました。
関東柔道整復専門学校を選んだのは、現場で研修をしながら学ぶことができたから。現在の勤務先は、学生時代に研修をさせていただいていたクリニックで、患者様のリハビリ指導、支援を中心に忙しい時は受付業務など、クリニック内の業務をくまなく担当しています。
患者様はその日の体調によって症状も変わり、メンタル面のケアも含めコンディション管理が重要です。まずは笑顔で話しかけることを心がけています。悩んでいる患者様がいれば、原因を引き出してあげることも、私の大切な仕事であると思っています。最近はケアマネージャーや機能訓練指導員など介護・福祉分野の仕事にも興味があるので、もっと勉強して仕事の幅を広げていきたいです。
これから柔道整復師をめざす人は、勉強は楽ではありませんが、やりたい事だったら必ず続けられると思うので初志貫徹で頑張ってほしいと思います。
各分野の第一線で働いている先輩方に、「学生時代」と「今」について語ってもらいました。上記の他にもケアマネージャーや柔道整復師養成校教員など柔道整復師が活躍するフィールドはますます広がりを見せており、働き方も多様化しています。あなたが目標とする未来も、きっと実現できるでしょう。本校では研修先の紹介や就職先の相談など、卒業後の進路についても全力でサポートしております。
※この情報は2016年8月現在の情報です。